田中あじ『アンスイート 寝取られ堕ちた女たち』
買ったのは大分前ですが、レビューし忘れてたので書いておきます。
発売翌週のアキバでメロンにもZINにも置いてない時の俺の感情こそ「絶望」と言うに相応しかろうと思いますw まあK-BOOKSで入手出来たので事なきを得たのですが、それでも他の漫画より明らかに売れていた辺り、NTRというジャンルが一昔前と比べて違うステージに立っているのだなぁ、と感じました。サークルMTSPが壁配置となり「橘さん家」がコミケ当日手に入れられなかった時点でもう少し気付くべきではありましたけどね。
さて内容ですが勝子先生ですよ。勝子先生ですよ!体を支配され、心も支配される、これこそがNTRの醍醐味ですよ!自分の中ではNTRの扉を完全に開いたきっかけとなった大塚子虎先生の「交差する雄と雌」(『絶対恋愛主義』収録)と同程度の破壊力です。話題になってるからと手を出したエロマンガビギナーの大部分にトラウマを植え付ける一方で、ごく一部分の人間には新たな扉を開くきっかけとなるには十分すぎる作品であると思います。
NTRメインの作品には文字数が多くなるのが弊レビューの個性ということでご理解頂ければ幸いでございますw