つぶやきば@はてなブログ(跡地)

こちらのURLに移転いたしました。http://ushigen.hatenadiary.jp/

K-1 WORLD MAX 2008 佐藤嘉洋vs瞬間最高視聴率男

ボクシングを見慣れているせいか、ダウンを取った第3Rは10-8で佐藤だと反射的に考えてしまい「ようやく魔裟斗以外の選手を売り出す気になったのか」と思ったら、何とびっくり9-8が二人もいて延長戦へ。「ダウンを奪った選手がそのラウンドで9点を付けられた」というとても珍しい瞬間を目撃することができました。もっと言うなら、第2Rの「魔裟斗相手に押されていた佐藤」と、第3Rの「魔裟斗からダウンを奪った佐藤」が同じ9点。ダウンを取った佐藤よりも一度もダウンを奪えなかった魔裟斗のアグレッシブさが評価された、ということなんでしょう。
まあ延長のラウンド終了後になってわざわざリングアナから「マストシステムで採点」というアナウンスが出る程度の興行ですから、「見せ掛けの公平さ」すら演出するつもりもないんでしょう。これがプロレスだというなら「サダハルンバももっとマシなブック書けよ、まあヘビー級に比べてタレント少ないから魔裟斗ヒーロー路線を引っ張らざるを得ないのは分かるんだけどね」などと苦笑しながら愚痴れば済む話なんですが、彼らは散々プロレスを仮想敵にして自らを売り出していった歴史がありますので、「ブックなし、かつマッチメイクは全試合常にフィフティー」というガチの理想目指して死ぬまで精進していただきたいものです。

決勝第2Rにダウンを取り、佐藤と違ってダウンを取った後もアグレッシブさを見せたキシェンコですが、採点は9-8でキシェンコが二人…。さようならK-1 MAX。もう二度と見ません。