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東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2』(講談社新書)

筆者の主張は「批評とは「その作品がどのようにして生まれ、どのような形で享受されているのかを読み解くもの」であってそれ以上でもそれ以下でもない」ということなのかと思って著者のblogを覗いたらこんな文章がありました。


「批評」というと、聞き慣れないタームを並べ立て、単なる印象論を難しく理論武装するだけの困った言説というイメージがあるかもしれません。実際に、世の中には、そのように非難されても仕方がない「批評」が数多くあります。批評家のひとりとして、そのような状況を恥じるとともに、なんとかオルタナティブを差し出すことができないか、と考えて記したのがこの本です。

この文章から、町山智浩氏が「映画評論家」として持っている矜持と同じものを感じるのは私だけでしょうか。