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【話題】 「男もバージン」/童貞って捧げるもの?
★ 男もバージン=六笠由香子
先日、ある酒席で30代の男性Aが童貞と判明して大騒ぎ。
交際相手はいるが、童貞を捧(ささ)げる女性は選び抜きたいんだとさ。
これには皆ビックリ。彼は言わばオタク系で、
ゲームなどで仮想恋愛を楽しみ、生身の女性にはすぐ幻滅するらしい。
酔ったオヤジは
「オレももっといい女に童貞捧げれば良かったよ」
と茶化(ちゃか)したが、童貞って捧げるもの?
折しも私は試写会で「40歳の童貞男」というアメリカ映画を見たばかり。
何ともお手軽な物語だったが、その主人公もオタク系だった。
人それぞれの事情もあるから、一生童貞だって別段かまわないが、
Aのような現実逃避型は困る。これも少子化の一因か。
人間は、男女を問わず相手とのコミュニケーションによって
関係を深める存在である。
その過程では当然傷つくことも多い。仮想恋愛じゃ心も痛まぬが、
所詮(しょせん)作り物。ウソよ!
思うに最近、濃い人間関係を嫌う人が多い気がする。
真剣な恋は濃密な人間関係の代表格。
喜びと苦悩の恋は素敵(すてき)だが、
薄味の人間には高嶺(たかね)の花かもね。
そう言えば映画の原題は童貞がバージンとあり、
英語に疎い私には意外だった。
しかし男のバージンロードが不惑の年っていうのも何だかねえ。
ま、相手を選び抜いてるうちに「選ばれぬ男」にならないようにね。
(フリーライター)
こんな文章書いても、ライターとして食っていけるんですね。まぁそれはともかく、どうして「濃い人間関係を嫌う人が多い」事例として「童貞」が挙げられるのか、この点についてはいくら考えても分かりません。
女性から恋愛対象として見られないことかけては誰にも負けない自負を持つ私ではございますが、沢山の友人に恵まれ、決して馴れ合いではない「濃い人間関係」を構築きたことだけは自信を持って宣言しておきたいと思います。