つぶやきば@はてなブログ(跡地)

こちらのURLに移転いたしました。http://ushigen.hatenadiary.jp/


NHKの朝ドラ。


(中略)


今のは平凡な少女が音楽家になるまでのサクセスストーリーらしいが、


いわいるこのような定番ストーリーは20年程前であったならば


まだリアリティーを感じられるものの、


現代においては(現代っていう言葉もNHKアーカイブ的に死語に近いが)


もう誰でもその気になればこのような自由業に就けるのであって、


なんらドラマ性を感じられないところが辛い。


今は逆にお見合いで結婚し、


専業主婦として何らドラマティックな出来事のない日常を


淡々と描いた方が余程インパクトがあろう。


三つ指付いて夫を送り出し、黙々と家事をこなし、


夫の帰りをひたすら待つ。


夫は「風呂」「飯」「寝る」しか言わない。


それを何の文句も言わず、ひたすら励み続けて老いていく。


これこそが2006年におけるNHK朝ドラの放送すべき内容だ。


なぜならば、このような婦女子の生き方は


今日においては「お伽話」の世界だからだ。


今の若い女性に、こんな生活してみよと告げたら


答えを待つまでもなかろう。


100人中100人が全否定するだろう。


そう!だからこそドラマにすべきなのだ。


かつて、平凡な女性が音楽家になることなど「お伽話」だったように、


今の平凡な女性が専業主婦になる事が「お伽話」であれば、


今こそその「お伽話」をドラマにして朝8時15分より


これでもかこれでもかと流すべきなのだ。


『平成おはなはん』は15分間のストーリー内に10回以上、


夫に対し三つ指をついて頭を下げる。


「いってらっしゃいませ」


「おかえりなさいませ」


「おやすみなさいませ」


これを見た現代の婦女子は


その「お伽話」を目の前にしてガクガクブルブルしながら


スリムGパンを無理矢理その太い足に詰め込んで出勤準備をするのだ。


「あびゅうきょ日記」2006年4月・5月・6月

この方の日記は名言にあふれております。明日もまたご紹介する予定。