つぶやきば@はてなブログ(跡地)

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蒼山哲『牝に甘えて・・・』

MUJIN新人賞受賞者の初単行本とのことで、MUJINの山田さんが「赤の月のあとは蒼の山」と呟いておられたのが妙にハマってるなぁと思った次第です。私自身、コミックMILFの前々号くらいに「秘蜜のサイン」4話を読み、ストーリーものでイマイチ話の筋は分からなかったのですが、「えらくボリューミーでエロい漫画描く人がいるなぁ」と印象に残っておりましたので単行本化は嬉しい限りでした。

内容は5話構成の「秘蜜のサイン」およびそれ以前に書かれたのであろう「ちゅーどくっ」「ちゅーどくっ×2」の全7編。やはり特筆すべきは「秘蜜のサイン」でしょう。簡単なあらすじとしては、「夫を亡くした妻と娘」と「妻を亡くした夫と息子(彼が主人公)」の2組の家族(家はお隣同士)がお互い支え合って(再婚したわけではない、というのがポイント)暮らしていたのですが、「妻」「息子」が恋人関係となってイチャイチャする一方、「夫」と「娘」もまた同じように恋人関係となってイチャイチャしていた、というもの。初見となった4話がちょうどそれがバレてしまって・・・という話だったので、物凄いタイミングが悪かったのだなぁと思った次第です。

師匠に当たる(らしい)松山せいじ先生仕込み(かどうかは知りませんがw)の爆乳芸全開かつ超絶キュートなヒロイン・京さん、主人公の親父に散々仕込まれて完全に牝の表情になる光、どちらもすばらでした。MUJIN新人賞作家は伊達じゃない!次回作が物凄く楽しみであります。