つぶやきば@はてなブログ(跡地)

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初めて買った楽器の話

ビートルズならぬ、オリコンチャートで上位を占める音楽を聴かないことで何か新しいものを探そうとした中学時代、バンドブームというより「エレキギターを買う」ブームが私の周りで起こりました。皆がギターを買う中で私はベースを買うことにしました。ひねくれていたこともありますし、叔父から貰ったクラシックギターを多少練習していてどうしてもFが上手く弾けないのでギターを買っても上手く弾きこなせないだろうと判断したこと、もしバンドを組むことがあればベース需要が高まるはずだという読みもありました。
ベースを買うに当たって「GIGS」やら「Bandやろうぜ!」やらを片手に「ミュージシャンモデルは駄目」だとか「ESPはクソ」だとか「ビリー・シーンの早弾きは認めるけど、胸辺りで弾くスタイルはかっこ悪い、というかYAMAHAはねぇよな」等など無知故に適当なことをほざいていたのはいい感じの黒歴史ですが、購入したのは歴史と伝統のあるFenderのJazz Bass。型番は失念しましたが、アンプ付きで7万位だったと思いますので、Jazz Bassの中でも下から数えたほうが早いランクのベースだったのでしょう。その頃はシド・ビシャスを知らなかったので、後に「ジャズベ買って失敗した!」とほざいていたのもいい黒歴史です。
買って1年くらいはきちんと練習していていました。指が小さかったので、せめて普通の人より広がるようにストレッチなどもしていました。ただ、1年過ぎた辺りから徐々に練習しなくなりました。理由は簡単で、バンドを組んで活動しなかったからです。学区外の公立高校へ進学したため、中学時代の仲間とバンドを組む機会そのものを逸し、高校時代のクラスメイトは音楽そのものに興味がなく、部活に軽音楽部は存在せず、クラス外の生徒とも多少は交流がありましたがバンドを組むまではいかず、そんなこんなで私のJazz Bassは箪笥の肥やしになりました。2年の浪人を経て大学に入学し、楽器を演奏する機会を持ちたいと学科の先輩が所属するビッグバンドジャズサークルの門を叩いたのですが、私が担当したのはドラムでした。理由?デモ演奏を見せてくれた先輩がかっこ良かったから、それだけですw
大学時代に音楽サークル所属だった人間が社会人になってからも楽器を弾くかどうかは、「サークル時代に楽器を演奏することに楽しみを見出せたか否か」で決まってくると思います。大学時代に比べて圧倒的に時間がなくなるわけですから、趣味も「自分が本当に楽しいと感じるもの」に限定されてくるわけです。そこに「楽器を弾くこと」が入ってくる人は週末をバンド練習等に費やす一方、私のように別のものに楽しみを見出した人間は、必然的に楽器から遠のきます。

何が言いたいかと申しますと、「楽器を買っても楽器を弾く目的がなければ、高確率で箪笥の肥やしになる」ということです。可処分所得を何に使おうが構いませんが、「買ったからには人前で必ず演奏しろとは言わないが、何らかの形で弾く機会を持って頂きたい」と『けいおん!』を見てドラムパットを毎日15分程叩くようになった単純なぺっぽこドラマーは思うわけですw

最後に、Funkのノリを出せるための効果的な個人練習のやり方をご存知の方、是非ともご教示下さい。

【参考資料】