来期以降のプロ野球に対する私のアティテュード

プレーオフ導入以前は、例えリーグ覇者となっても日本シリーズを敗れることでその功績が全てチャラになったような扱いを受けることが多かったと記憶しています。所謂「リーグ制覇＜日本一」というヒエラルキーを、多くのプロ野球ファンが受け入れていたからです。しかしながらPSGの導入により、このヒエラルキーが絶対ではなくなる可能性が出てきました。例えばどちらかのリーグの3位チームがPSGを制してしまった時、果たしてそのチームを「日本一」だとこれまで通りに言えるものなのでしょうか（NPBが「日本シリーズ」という名称を使わずに別のネーミングを募集しているのは、そこら辺に理由があると個人的には思います）。
よって、いちホークスファンとして情熱を傾けるのはリーグ戦、それ以降の試合は文字通りの「ポストシーズン」として（負けても失うものはない試合）捉えようと思っています。私がプレーオフ制度に対して異議を唱え続けてきたのは「リーグ覇者がたった3試合（プラス5試合）で決まるのは理不尽だ」というのが理由だったのですが、PSGによって上述の理不尽さは解消されるので、この点に関しては諸手を挙げて賛成したいと思います。PSGに関しては「アジアシリーズ　日本代表決定戦」とすればどうでしょう。
ところでPSGの煽りを受けて来期から交流戦が12試合減らされるわけですが、プロ野球ファンの中でこうなることを望んだ方はどれだけいるのでしょうか。あの球界再編以降、ファンの意向を無視した制度改革なんてやらんはずだと思っていた私がイノセントだった、ということなんでしょうね。